総合型求人サイトのメリットやおすすめの利用法とは?特徴と注意点も知っておこう!
転職活動は情報戦とも呼ばれるほど、たくさんの情報からいかに自分にあった情報を選び出すかが重要です。そうはいっても転職活動の情報を仕入れるルートは数多くあります。今回は転職サイト、なかでも総合型求人サイトに焦点を当て、転職活動においてどのように使うか、どういった点に気を付けるべきか、整理してご紹介します。
総合型求人サイトとは
転職サイトは大きく「総合型求人サイト」と「特化型求人サイト」に分かれます。
■総合型求人サイトの特徴
総合型求人サイトは地域や業界、職種を限定せず全国津々浦々の情報を掲載しています。特化型求人サイトと比較し、たくさんの情報に触れることができます。
求人情報を見ることができるだけではなく、企業に応募する際に必要な履歴書や、職務経歴書をオンラインで作成できたり、企業への応募もボタン1つで行ったりできます。いずれの機能も無料で利用可能です。
また、サイトによっては、スカウト機能メールサービスが付帯しており、企業の採用担当者や転職エージェントから、直接メールをもらえる機会もあります。
転職希望先の地域や業界、職種が決まっていない、もしくは決まってはいるが、確固たるものがない人は、自分が想像していなかった求人を見つけることも可能です。自分のペースで、じっくり求人を探したい人に合っているサービスです。
総合型求人サイトを利用する場合のメリット
ここでは、転職活動時における総合型求人サイト利用のメリットを紹介します。
■自分のペースで転職活動を進められる
総合型求人サイトは24時間365日、求人検索から応募書類の作成、応募まですべてWeb上で行えます。Web上のサービスのため、当然場所に縛りはありません。
したがって、仕事やプライベートが忙しいときには活動をセーブし、仕事やプライベートが落ち着いてきたときに活動を本格化するといった、メリハリをつけた転職活動ができます。
■豊富な求人数の中から応募企業を選べる
総合型求人サイトの最も大きな特徴は、求人数の多さ。数多い求人のなかから業種、職種、年収、勤務地など転職活動をするうえで、求める条件を満たした求人を探し出せます。求人の情報収集から応募まで、人を間に挟むことなく、自分の好きなようにできます。
転職エージェントなどを利用すると、どうしても担当者が売上目標達成のため、必ずしも求職者に合った案件を紹介するとは限りません。その点、総合型求人サイトでの求人探しは、100%自分軸で進められます。
■スカウト機能を利用可能
総合型求人サイトのスカウト機能とは、サイトに登録した企業や提携した転職エージェントからメールやメッセージ、チャットなどで直接求職者に声を掛ける機能です。
具体的には、求職者が事前に作成した履歴書や、職務経歴書などをもとにレジュメにまとめ、その情報に興味を持った企業や転職エージェントが声をかけてきます。スカウトには「1次選考免除」「非公開求人に応募可能」「まずはカジュアル面談しましょう」といった、求職者にとって、プラスの情報が含まれていることもあります。
上手にスカウト機能を活用することで、求人探しの効率化につながるとともに、求職者の情報を確認し、企業やエージェントがアプローチしているため、ミスマッチが起きにくいのもメリットです。
総合型求人サイトを利用するにあたって注意すべき点
ここまでメリットを見てきましたが、注意点(デメリット)についても紹介します。
■求人探し迷子になることも
総合型求人サイトは、豊富な求人数が大きな魅力の半面、自分の転職活動で求めるものがあいまいだと求人数を絞り切れず、情報収集に時間がかかる懸念があります。
上手く求人数を絞り切れず、手当たり次第に応募しても、失敗に終わるのが関の山。挙句の果てに求人探しをしていくなかで疲れてしまい、そのままフェードアウトしてしまうといった、求人探し迷子になるケースも多々あります。
■自分一人で転職候補先企業の情報を調べる
総合型求人サイトを利用した転職活動は、企業研究を自力で行う必要があります。ホームページや口コミサイトなどで情報収集を行うことは可能ですが、インターネット上に載っていないリアルな現場情報を入手することは困難です。
■応募書類や面接対策は自分で行う必要あり
転職エージェントを利用すると、担当キャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削、面接練習といったことを行ってくれますが、総合型求人サイトを利用しているだけでは、そういったサービスを受けられません。受けられたとしても、転職活動に関する質問や年収・退職交渉といった、個人に特化したフォローはどうしても弱くなります。
総合型求人サイトはたくさんの求人数が掲載されており、そのなかから自分の好きなペースで求人を選び、応募できます。一方、情報の海に流され、溺れてしまうこともあるので、それをしっかり理解したうえで、総合求人サイトを活用し、転職活動を成功させましょう。